2008年8月25日月曜日
ツリー構造型思考の克服
極端な専門分化の弊害については、多くの人が問題を感じていた。そのため学際的アプローチの必要性は、30年も前から叫ばれていた。しかし問題提起はあっても具体的な方法がなかった。この難問に応えられるようになったのは、ネットワーク思考のおかげだ。とくにインターネットという情報環境や、グーグルの検索しシステムの貢献は大きい。これらの革新的な技術によって、今までツリー構造に制約されていた思考方法は、一挙に開放された。本来ツリー思考は絶対のものではなく、既得権でもない。必要に応じて自由に構築すればよい。重要なのは、情報を集めて、ツリーを構築する方法だ。つまり方法の方法だ。それには新しいデザイン理論と計画理論が大きく貢献できるだろう。それにしてもテクノロジーの効果は大きい。20世紀を代表するアカデミズムが完成したために、ツリー構造型の科学や哲学はかえって行き詰まりになっていた。それをブレイクスルーしたのが、インターネット技術とグーグルの検索技術である。
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