2007年10月16日火曜日

精神病理学の盲点

  ある意味で世界は狂信者によって動かされている。ヒトラー、スターリン、毛沢東はその好例である。狂信者にもピンからキリまである。ピンの例としては、噂される秘密結社:300人委員会を挙げることができる。またキリの例としては、自虐史観に凝り固まった大新聞の論説屋さんを挙げることができる。オウム真理教やカクマル派、赤軍派などの確信犯はその中間というべきか。
  多くの場合、これらの狂信者は知能指数が高い。仲には天才もいる。彼らの日常生活は、マナーを守り穏健そのものである。優等生といってもおかしくない。したがって現在の精神病理学の所見では、彼等を異常とみることはできない。しかし平凡な人間の目で見ると、どうみても彼等の信念と行動は常軌を逸している。これを異常として認識できないのは、精神病理学の限界というべきではないだろうか。どのようなセオリーに基づけば、このような狂信者の異常性を指摘できるだろうか。

0 件のコメント: