2007年10月18日木曜日

日本も超限戦を仕掛けるべきだ

  「超限戦」とは、中国の空軍大佐が提唱した戦略論である。超限の意味は、限界や枠組みを超えるという意味だ。すなわち従来の戦争の定義は、武器や兵隊による軍事だけを意味していたが、経済、文化、教育、芸術など国力の全てを動員して戦うことである。
  この理論のかなりの部分は、すでに各国で実践されている。たとえばクリントンは、台頭する日本の経済力に脅威を感じ、経済戦争という認識で対応していた。しかし日本の政治家は戦略音痴だから、そんなことを考えたこともないだろう。
  この理論では、国際関係の全てを国益を守るための戦争と考える。したがって超限戦の考えに立てば、日本も戦うことができるのである。これは軍事力を持たない日本にとって福音といえるだろう。敗戦以来ずっと敗北主義に冒されてきたが、そのコンプレックスを克服する拠り所になるかもしれない。

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