イスラムの教義は難解というが、事情に詳しい人によると極めて分かりやすく、5つの戒律に集約されるという。すなわち、1)イスラム教徒であることを宣言すること。2)1日5回の礼拝をすること。3)一生に一度メッカに詣でること。4)断食すること。5)貧しい人に喜捨すること。である。
そして最も基本的な原理は、絶対の唯一神の下で万民が平等であり、誰もが神と対話できるということ。これらを信じて行動すれば、死後の幸福は保障されるというのである。これを見る限り哲学的な教義は何もない。極めて実務的で、むしろ生活指導ともいえるのである。だからこそ、無教養で極貧にあえぐ大半のアラブ人の心を掌握できるのだろう。
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