2007年9月14日金曜日

森毅先生の人生論

森毅先生の人生忠臣蔵説はとてもユニークだ。歌舞伎の忠臣蔵は12段階あるが、人生も同じだとおっしゃった。
一般に自然現象は指数関数で説明できるが、人の一生も自然現象だから、同じ考え方が適用できるという。
すなわち人生の1段階は、1の2乗で0歳から1歳まで。2段階は2の2乗で4歳まで。3段階は3の2乗で9歳まで。4段階は4の2乗で16まで。同様にして5段階は25まで。6段階は36まで。7段階は49。8段階は64。9段階は81。10段階は100。11段階は121ということになる。生物学的にそれ以上は無理。
人生の最盛期は7段階。そして9段階に入ると人間は自由になるという。周囲を見ても、まさにそのとおり。この段階区分は面白いほど説得力がある。
なお森先生は、老人には大きな責任があると付け加えられた。それは若者に老齢化することへの期待を持たせることだといわれる。先生流の表現では、「老人になると、ええことあるでえ。」といえるようにすべきという。

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