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田中一成 雑想の森
2007年7月18日水曜日
プラトンと主知主義者は似ている
プラトンは哲学の始祖として尊敬されているが、手を使ったモノづくりは軽蔑した。モノつくりは奴隷の仕事だったからである。頭で考える哲学を至高のものと位置づけた。しかし、エリートの安寧が許される社会基盤そのものには考えが及ばなかった。この傲慢は現在のアナキストや主知主義者にも当てはまる。世俗を超越した言説を述べるが、その世俗に自分の安逸が支えられていることに気づいていない。
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