2007年7月1日日曜日

新聞のダブルスタンダード

日本の大手新聞社がダブルスタンダードを許されるのは如何なる根拠によるのか。河内孝氏の著作「新聞社」で明らかなように、販売現場のあくどさや独禁法に抵触する行為は今や歴然としている。それにもかかわらず紙面では正義の騎士気取りで、自分の国の政治や外交、さらには歴史にまで批判の矢を放て糾弾しつづける。要するに経営と記事は別物というわけだ。しかし、たとえば産業界で不祥事があった場合、新聞の追求はその責任部門だけに止まるだろうか。社長の退任や倒産にまで追い詰めてきた。その論法でいけば、新聞販売の不祥事は会社全体に及ぶべきである。編集と営業は別といった逃避は出来ないはずだ。

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