2007年7月15日日曜日

ビジネスは何によって成り立つか

ビジネスが成立する根拠については諸説がある。建前論では人類に幸福をもたらすためというだろう。しかし本音ではどうだろう。私の考えでは、ビジネスは聖人君子の考えに基づくのではなく、俗物のニーズから始まる。すなわち俗物性の容認である。容認というのはありのままを認めるということだ、そこには価値観や偏見は介入しない方がよい。俗物のニーズは、多分奇麗事ではないだろう。その結果、当然ながら違法問題と直面することになろう。エログロ、ナンセンス、ギャンブルなどはその最たるものだ。したがってその限界線を引くことが不可欠になる。逆に言えば違法でさえなければ何をしてもよいことになる。社会の木鐸を自認する大新聞でさえ、ひと皮剥くとひどいものだ。もちろんビジネスマンの中には倫理観の強いものの数は少なくない。しかし、そうでないものも数多い。かくしてビジネスは「俗物性」の容認が出発点になる。

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