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田中一成 雑想の森
2007年7月1日日曜日
秩序の核
イラクの内乱は固有の国民性によるものではない。秩序の核を失うと、どんな国でも同じような状態になるだろう。たとえば中国も、北京の騒乱の処理がまずいと危なかった。アナーキズムがいかに危険なものかは、政治家なら誰でも知っている。では秩序の核とは何か。恐怖、憎悪、幻想、理念、信仰などさまざまだ。日本の天皇という核は、その中でも特に優れたものだ。アメリカの対日戦略は、すべてこの核をいかに操作するかで練られている。
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