2007年7月28日土曜日
朝日の国益論
笠信太郎が信奉したコスモポリタニズムが次第に先鋭化して、朝日はアナキズムのメッカになってきた。国益概念の否定はその証拠である。したがって自分の国の外交政策を誹謗し、一体どこの国の新聞かと思わせるのは不思議ではない。しかし歴史教科書問題を契機にして、にわかに国益を口にするようになった。ただしその論法は相変わらずである。問題の歴史教科書は韓国や中国から非難されている。それを強行すると、これらの諸国との関係がまずくなるから、国益を損なうというのである。本末転倒のおかしな話しではないか。国益に反するなら、外国の思惑など関係なく主張すべきである。しかしそうではない。外国の思惑に反することは、国益に反するというのである。朝日の論説にはまやかしが多いが、国益論に関しても結局はまやかしであった。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿